2020年3月から開催される予定の第92回選抜高等学校野球大会への出場権を賭けた戦いが各地方で行われています。
今回は10月25日から開催されている秋季近畿地区大会の日程と結果をまとめていきます。
*2019年7月3日に日本高野連が来春の選抜高等学校野球大会の出場校を
例年通り32校とすることが発表されています。
センバツ2020 出場枠
出場校32校の内訳は以下の通りとなっています。
●一般選考(全28校)
北海道(1校)
東北(2校)
関東・東京(6校)
北信越(2校)
東海(2校)
近畿(6校)
中国・四国(5校)
九州(4校)
●21世紀枠(3校)
●神宮大会枠(1校)
中国・四国地方は2地区合計で5校であるため、両地区の決勝へ勝ち上がった学校の4校はセンバツ出場が当確です。最後の1枠は各地区大会のベスト4に入った学校の中で、地域性や試合結果を含む総合力によって選考されます。
過去10年間の中国・四国地方の5校目に選ばれた学校は以下の通りです。
(2013年、18年は記念大会のため枠が増加、2016年は6枠)
年度:学校名(地区大会結果:センバツ結果)
2010年:広陵(中国ベスト4:ベスト4)
2011年:総合技術(中国ベスト4:1回戦)
2012年:早鞆(中国ベスト4:1回戦)
2013年:岩国商(中国ベスト4:2回戦)、済美(四国ベスト4:準優勝)
2014年:明徳義塾(四国ベスト4:ベスト8)
2015年:米子北(中国ベスト4:1回戦)
2016年:開星(中国ベスト4:1回戦)、土佐(四国ベスト4:1回戦)
2017年:創志学園(中国ベスト4:1回戦)
2018年:瀬戸内(中国ベスト4:1回戦)、松山聖陵(四国ベスト4:1回戦)
2019年:市呉(中国ベスト4:1回戦)
過去10年間で出場枠が5校の時に選ばれる最後の1枠は基本的に中国地方からの選出が多いことがわかります。
しかし、そのような中でも過去10年で唯一四国地方から5校目として選ばれた明徳義塾高校はセンバツでベスト8と好成績を残すように、四国の実力も高いことがわかります。
2019年秋季中国地区大会 概要
●日程:10月25日(金)~11月3日(日)
●開催地:鳥取県
●使用球場:どらドラ米子市民球場、コカ・コーラ野球場
●出場校:16校
●組み合わせ抽選会:10月18日(金)
●昨年の出場校:広陵(2回戦)、米子東(1回戦)、市呉(1回戦)
*()内はセンバツでの結果
大会組み合わせ
(岡山県高等学校野球連盟より)
日程・結果
優勝校:倉敷商業高校(初優勝)
11月3日に倉敷商業高校が鳥取城北高校を下し、初の中国地区大会優勝を果たしました。
決勝へ駒を進めた2校は来年3月に開催される第92回選抜高校野球大会への出場がほぼ確実となりました。
中国・四国地区の5校目からは両地区のベスト4で敗退した高校(広島新庄、創志学園、岡豊、高知中央高校)の中から選考によって決まります。
また、優勝した倉敷商業高校は11月15日から開催される明治神宮大会の中国地区代表として出場します。
11月3日(日)
決勝
倉敷商 9-7 鳥取城北
11月2日(土)
準決勝
鳥取城北 13-6 創志学園(7回コールド)
倉敷商 7-4 広島新庄(11回)
11月28日(月)
準々決勝
倉敷商 10-9 矢上(11回)
広島新庄 5-4 高川学園
10月27日(日)
1回戦
高川学園 7-5 おかやま山陽
広島新庄 3-1 八頭
準々決勝
鳥取城北 9×-2 平田(8回コールド)
創志学園 5-1 出雲西
10月26日(土)
1回戦
出雲西 5×-4 豊浦(10回)
創志学園 9-0 倉吉東(7回コールド)
矢上 6-3 盈進(延長13回タイブレーク)
倉敷商 2-0 境
10月25日(金)
1回戦
鳥取城北 3-2 南陽工
平田 2-0 尾道商
矢上(中止)盈進
境(中止)倉敷商
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